二十九番勝負 A十一から二十番

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第20番● 1998.11.21 9対1の割合

20.gif (5901 バイト) 白熱の終盤戦。代理を引き受けてくださった詰将棋の名手「管輅」さんと竜王戦5連勝の「MOMOSA」さん。MOMOSAさんは、いつも穴熊です。いま角切りの強襲から▲2一銀と王手。穴熊特有の腕力の寄せです。

管輅さんピンチ。でも△4三玉▲3一竜△4二金打で上が広いから逃げ切ったかな。と思ったら。△3一玉。手順に▲3四桂ととばれ、次4二歩や6三歩成りをみせられて、穴熊には詰めろはかかりません。

玉は、私の経験上9対1の割合で上に逃げる手が正解が多いです。

そこまで、管輅さんらしいしぶい手がでて優勢にすすめていただけに、おしかったです。MOMOSAさんは、さすが穴熊を指しなれていられますね。光速の寄せはみごとでした。お互いの良さが出た好一番でした。

 


第19番○ 1998.11.20 四拍子

19.gif (5871 バイト) まちにまった川谷迷人との2回目。どうやら、折り返し地点すぎたので、2回目3回目の方も多くなりそう。気をひきしめて。

局面は、升田式石田流に、わたしが左美濃で、中盤戦。いま、川谷さん。▲5五歩と突っかけたところ。わたしは、ここで腰を落として考えました。このまますんなり歩交換されては、相手の銀が自由になるし、作戦負けになるな。と思い。ここは逆にこれを利用しようと思いました。取らせて(1)自分の銀を中央に進出させ(2)離れ駒をなくし(3)一歩を持って攻撃(4)相手の銀はさばかせない、の四拍子です。

そこで、△9五歩▲5四歩△同銀▲7四歩△同歩▲同飛△7三歩▲7六飛。最初の9五歩は取ればいつか9八歩から8九角があります。最後の7六飛まででわたしの言い分は通りました。言い分通って有利かって?。まあ気分の問題のほうが大きいかもしれません(爆)。

以下難しい局面がつづきましたが、終わりのほうで川谷さんらしくない手がでなかったら負けていた気もします。

(途中、川谷さんの端の香を逃げる手を、うさぎさん(感想戦にはかならず登場)が指摘。確かに流れから、それが正解かな。変な手だけど。川谷さんもうなずいていました。ときどき、うさぎさん鋭いことを言うなあ。)


第18番● 1998.11.19 見込んだ通り

18.gif (5774 バイト) 最強の挑戦者「金太さん」を向かえ終盤。いま私の△3六桂の王手に、金太さん▲3九玉(2八から)と引いたところ。ここで私△3一銀と竜をとりましたが、自玉に詰みがあるとは読んでいませんでした。▲1三金からあざやかに即詰み。

さて、問題は、この▲3九玉の局面。実は先手玉も詰んでいました。

△3八歩▲同 玉 △2九銀 ▲4七玉 △4九龍 ▲5六玉 △5五歩▲6七玉 △6六香 ▲7七玉 △7九龍 ▲7八香 △7五香▲7六歩 △8六金 ▲6六玉 △7六金 ▲同 香 △同 龍▲5五玉 △5四香まで詰み

その他の変化も詰みのようです。局後詰むかなあと思い付いて、考えましたが、ぎりぎり詰まなかったので、よかったよかったと安心していましたが。何気なしに柿木将棋の詰め発見コマンドをたたいたら、「詰み」とのこと。私、7手目の5五歩は、結果的に5五香打ちと同じで詰まないと思ってしまっていたので。おそるべし柿木将棋。

いずれにせよ、対局中は詰みの「つ」の字も考えもしなかったので、どのみち負けです(^.^)。それにしても、「金太さん」はさすがプロです。詰みはのがしません。私が見込んだ通りの強さでした。おそるべし「金太終盤力」。

(感想戦もたのしかった。うさぎさんは感想戦五段ですね。)


第17番○ 1998.11.18 本買って読もう

17.gif (5801 バイト) kouhei先生との2度目の対局。2手前老練な▲4五飛打を指され、私6五の銀を泣く泣く△5四銀と引き、手順に▲4一飛成と成り込まれたところ。それまで模様がいいかなと思っていたのですが、これでほとんど互角に近くなっていると思います。

図以下、△9五香▲9六歩△8六歩▲7六銀左△7七桂成▲同桂△9六香となり攻めさせられている形で、しかも一息ついてしまい。さらに渡したくない桂馬を渡してしまいました。

もどって、この▲4一飛成りの局面。△9五香が攻めを急がされた原因をつくりました。ここはその交換せずに、△8六歩を打ったほうが、良かったですね。一手違う。

結果的には、kouhei先生、終わりの方で一手ゆるめてくださったので、なんとか逆転できました。模様がよくても藤井システム、玉が薄いのでむつかしい戦法ですね。本買って読もう。


第16番○ 1998.11.17 4五跳躍

16.gif (5744 バイト) 4六銀左急戦の銀次郎さんとの対戦。いつもこの戦法で苦しめられてます。今日もほとんど負け将棋になりましたが。

いま3三の桂が△4五桂と跳躍したところ。この桂馬、数手前まで2一にたたずんでいて、ただ取られるだけの桂馬でした。この4五跳躍はうれしかった。反面銀次郎さん、考え込んでしまいました。そのまま60秒がすぎて。残念時間切れ。

この1手前△5七歩のたたきを▲同金直ととったのが、ぐっと差が縮まってしまった原因ですね。▲5九金でのこっていましたね。銀次郎さん。

今日のこの局面、感想戦では、川谷迷人やあゆみ杯完全優勝者「金太」さんも加わって、もみあいましたが、どうやら実戦的に先手勝ちにくくなっているようです。銀次郎さん、残念です。中盤の銀次郎さんの▲8六角が絶妙手でした。あの角が発見できるのは、相当な使い手とみました。


第15番○ 1998.11.16 おしい

15.gif (5845 バイト) 詰将棋の名手であられる管輅さんとの対局。いま私が△7五歩と歩をついたところ、ここでは攻めが切れてわたしの完封負け直前です。管輅さんに辛抱強く受けられて、もう手も足もでなかったので、取っても取らなくてもいいような歩を突き捨て、開き直ったところです。

ここでは、▲6四歩でどうやっても勝っているようです。△同銀に▲5四銀と根元の桂馬から抜いてしまえば。管輅さん、▲7五同歩ととりました。これでもいいですが、すこし怪しくなってきます。7筋にも歩がたつようになりましたので。

▲7五同歩以下、△7八歩▲4七銀△4八馬▲6四歩△同銀▲5四銀△7五銀となり、なんと6三にいた銀が攻撃陣に加わってしまいました。これで攻めはきれなくなります。以下ぎりぎりの勝負となりましたが。きわどく私の一手勝ちとなってしまいました。「おしい」感想戦では、この言葉がはやりました。ほんとにおしかったです。受けの強い将棋でした。


第14番● 1998.11.15 将棋の流れ

代理を気軽に引き受けてくださった「うさぎ」さんと「しまりす」さんとのたのしい将棋です。いま先手▲5九飛車と自陣飛車を放ったところ。この数手前に「うさぎ」さん竜のす抜きにあったのですが、そんなことはまったく知らずに、私この局面から観戦しました。

以下△6八飛▲5八金△6七飛成▲同金、このつぎ後手△9四角と打ちましたが、▲8五歩でぴったり受けられてしまいました。これがあるなら、△9四角で△7八角がまぎれがあった気がしました。強力な馬を消せますので。▲同馬△同金で次に6八歩からのと金攻めをねらっていけばもつれそうです。

しまりすさんは、落ち着いて有利を拡大してゆきましたね。うさぎさんは残念でした。竜のす抜きいたかったですね。

わたしもときどきポカ指しますが。それで悪いと思っていても局面局面を切出してよく眺めると、そんなに差が開いていないことが多いです。ただ将棋には流れがあるので、逆転はあの時点すでにむつかしかったかもしれないですね、うさぎさん。お疲れさまでした。


第13番○ 1998.11.14 純粋居飛車党

13.gif (5973 バイト) 2度の水入りが入った大一番。席主代理引き受けて下さった「かくた」さん、と挑戦者「けめ2」さん。私の知らない世界「角換り腰掛け銀」になっています。いま△2八角成りと、かくたさん馬を作ったところ。

ここで、けめさん▲4六桂と打ちました。両取りのねらいのするどい一着ですが。これでけめさんの角が使いにくくなりました。この局面では、悪くても▲3四歩ととりこみ歩を前進させ、歩で攻めるようにし、角もいつでも使えるようにしておいたほうがよかったかもしれません。

以下、かくたさんの巧みな攻めにより、徐々に形勢は傾いていきましたので。かくたさん代理勝利ごくろうさまでした。けめさんもごくろうさまでした。

でもこのむつかしい本格的な戦型を指せるとは、わたし尊敬してしまいます。お二人とも純粋居飛車党なんですね。


第12番○ 1998.11.13 普通の手

12.gif (5904 バイト) 指導対局で有名になった「さとうゆういち」さんとの一番。1手前△4五飛(2五から)とまわった時、幾分指しやすさを感じていましたが、中盤のもみ合い得意なさとうさん。▲4七歩と合わせ歩の絶妙手がこの局面。いましかないというタイミングで自陣のきずを消しながら、飛車取りをねらったいい手です。私、残り5秒の笛の音まで考え。△3五歩で勝負。

図から△3五歩▲4六歩△9五飛、

この△9五飛を発見したときは、わたしうれしくなりました。▲9五歩と飛車取った手があたりにならないから。感想戦で、ほめてもらうおうと思って、皆に感想聞いたら、うさぎ「普通の手ですね。」。(皆笑い)

以下、さとうさん「遊び銀を働かしたい。」とつぶやいて、▲9四歩と指さずに▲6七銀。これは本物の手です。でも、△3六歩ととりこみ▲4七金に△3五桂と打った局面は、なんとか攻めがつづき、途中いそがしいなか△2二玉と玉形を直しながら、今日も運よく勝たせていただきました。(この△2二玉は感想聞くのやめました。)


第11番○ 1998.11.12 受け将棋の醍醐味

11.gif (5855 バイト) うさぎさんの師匠かつらさんとの相矢倉戦。今私△4七と、と引いたところ。完封負けを覚悟していました。▲8三歩とされていたら。でも、かつらさん、2六銀の質駒が相当前から気になっていたようで、それを受ける▲4四桂の多分敗着を指しました。△同金▲同歩でこちらの手番になり、しかも桂の持ち駒がある。

以下△3七と▲同馬△8五桂▲6七金(ここでも▲8三歩があった)、△4四角(王手)▲6六歩△6四桂で、なんとか勝ったせていただきました。

ここまで、くるのに、かつらさんの頑健な受け将棋にしびれていました。ていねいに受けていれば、いつか相手無理なことやってきますから、ひたすらそれをねらう。それが受け将棋の醍醐味ですね。かつらさん。